関数
引数と呼ばれるデータを受け取り、定められた通りの処理を実行して結果を返す一連の命令群。多くのプログラミング言語では、関数がプログラムを構成する要素となっている。多くの言語や処理系では、開発者の負担を軽減するため、よく使う機能が関数としてあらかじめ用意されている。
例えば「二つの数を受け取って、それらを合計した結果を返す」という命令は関数である。この関数をfと呼ぶとすると、「関数fに引数1と2を与えると3という結果が返ってくる」ということになる。(IT用語辞典より)
- Delphiで処理の結果を返す関数を作成するには、予約語functionを使います。
- 関数のヘッダ部分には、関数の名前と戻り値のデータ型、必要であれば引数を()で囲んで指定します。
【書式】function <関数名>:<戻り値の型>;
function <関数名>:(<引数1>:<型1>; <引数2>:<型2>;...):<戻り値の型>;
- 関数は、値を返すため、関数の処理の中で戻り値の代入先を指定する必要があります。
【サンプル】 面積を計算する部分を関数にしました。
var Form1: TForm1; function Menseki_keisan(intTate,intYoko : Integer) : Integer;//関数の宣言 implementation {$R *.dfm} procedure TForm1.Button1Click(Sender: TObject); var intTate, intYoko : INteger; intMenseki : Integer; //戻り値を代入する変数 begin intTate := StrToINt(Edit1.Text); //縦の値 intYoko := StrToINt(Edit2.Text); //横の値 intMenseki := Menseki_keisan(intTate,intYoko); //関数を呼び出す Edit3.Text := IntTOStr(intMenseki); end; function Menseki_keisan(intTate, intYoko : Integer) : Integer; //関数定義 begin Menseki_keisan := intYoko * intTate; //面積計算 end;